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美術の星の人へ

2.26.2009

22日、お天気良くて朝からワタリウムへ噂の島袋道浩展 美術の星の
人へを見に。入ってからずっと、笑いっぱなし。やるつもりのなかった
ゴルフも楽しくて真剣にやった。配られた、オシムのコメントを「美術」に
変えて読んでみる。そう、こういうふうに真剣に向き合っている人に
なかなか会えず、私はその点でいつも孤独を感じていた。少なくとも
島袋さんからは、太刀魚を光らせてる姿、自分さえ良ければいいのだという、
ありがちなMassive Ego な感じをはなく、見渡す視野の広さと、
目線の高さに、私は素直に笑って楽しんでいた。さて、この前ロスコを
見た感動を書いたけれど、その話をしたら、「 彼はprima donnaなんでしょ」
って言うの。確かに、自分だけの空間が欲しいなんていうと、
そう思われても仕方がないかも知れないけれど、「お迎えは
リムジンじゃなきゃやだ」とか、「朝は高級なシャンパンを用意して欲しいわ」
とかそういう作品に関係のないことではなく、アーティストが展示空間に
ついてこだわるのは当然なのだから。勘違いされやすいけれど、大きな差。
世の中の景気や情勢で世間の人はムードを鷲掴みされてしまうけれど、
もっと広い見方で遠くと近くを見られるようでいたい。日々study。
遊びに行ったNow Ideaでは、ちょうどカフェがその日からスタートして、
ランタンとストーブのあるテラスでみんなワインを飲んでいた。私はチャイを。
久しぶりに英語。前は何もかも詰まらない気さえしたのに、なんだか、
最近はいい感じで感化されることに出会えていて面白い。そう、自分にとっての
自由と表現を感じるいい機会。

マーク・ロスコ 瞑想する絵画

2.22.2009

20日、「 マーク・ロスコ 瞑想する絵画 」の内覧会へ行って来た。
帰って来て、ぐったりしてぼーっとして、その日はロスコのためだけの
一日になった。お昼どき、東京駅でパンとコーヒーを買ってJR総武線快速
エアポートで40分ほど、みるみるうちにあたりの植物は生き生きとして、
匂いも変わる。さらに送迎バスで20分程。そこに集まる人達はみな、
同じ場所に向かうという何とも特別なtripな感じ。ロスコはナーンにも
知らなかった学生の時に見て、秒殺。ロンドンのテートモダンでは何度も
何度も見ている。今となっては「絵画」を代表する彼の作品を、
敢えて見る気はしていなかった。なんだけれど、今回は、特別なのだ。

アーティストは大概、命をかけていると思う。伝わることでしか、
証が得られないから。人気や成功では、解決する事ではないから。
ロスコも、そんな偉大な崇高な画家のひとり。その彼が、人生の
終わりに近付いて、成し遂げたかった事を、成し遂げられずに
終わりたくないと切に願い、努力したけれど、病に伏せ、その実現を
見ないまま彼は自ら命を絶ってしまった。力を振り絞るアーティストの
軌跡が、今回の展示で見せている生々しい手紙のやり取りなどで、
とてもよくわかる。そして、今回、ロスコの頭の中で見ていた
「 本当の空間 」が時を超えて出来うる限り実現されている。
私は、静かなその場に佇んで、連なるキャンバスを目で追うごとに
色が響いて、オーケストラのようにガンガン鳴り響き心を
振わせるのを感じ、わけも判らず感極まって涙目になってしまった。
それは、テートモダンで見たロスコルームの迫力とは、全く違う。
そう、これを見た後では、明らかに音が足りていないと思う。晩年、
画家の作品に対するPUREで誠実であるが故、
折り合いなど付けられないところと、失望を思うと胸が苦しくなる。

感度が鈍ってる人は、サウナで汗をかくように、今回このシーグラム
シリーズで、ショックを受けた方がいいと思う。そこには、必死に、
生きる人 が描かれているから。Detail はこちら

きのこコネクション〜お誕生日魂

2.19.2009





and more mushrooms...




古井さん、giraffeの須永さんおめでとう〜!みんなお誕生日近い近い。
ayaちゃんthank you for the party ! みなさん、どうもありがとう。
神永さんプレゼントアメちゃんカワイイ。お心使いありがとうね!感謝


平日、お仕事帰りご来場下さった皆さん、ありがとうございました。

きのこコネクション@表参道ヒルズ

2.17.2009

先月、帰省から戻り、gallery POINTに行くと、「 キノコ 」を手に、
「キノコ(作品)作る?」と古井さん。理科大好きの小学生だった私は、
胞子で行き交う「菌類」にバーバパパのような越境する生命の自由と、
あらゆるものを取り込む生きる力を感じ、大変興奮したものです。
思いあまって楽しくなって没頭し、あまりに一生懸命作りました。

そんな私の「キノコ作品 」
ーすべてを取り込み生き生きとする力に変換する秘密のキノコー


: ideaドローイング

明日から3日間、表参道ヒルズスペースOにて、どうぞお見逃し無く。
最終日は私の誕生日。生き生きと、いい歳を重ねてゆきたいね。

↓detail


来週2月17日(火曜)から3日間、表参道ヒルズで行なわれる「ASOBI」に
gallery POINTの展覧会企画や、アートプロデュース・マネジメントを
通じて、新しい視点を提案する、株式会社ポイントオブビューが新
プロジェクトを発表・展示します。ファション合同展示会「rooms」の
関連企画として開催されるrooms Link《渋谷サンカ区》の1会場
「表参道ヒルズ」を舞台にアッシュ・ペー・フランスの新プロジェクト
「BA to MA」が「衣食住遊美学」6つの要素をテーマにプロデュース。
ポイントオブビューはその内の「美=アート」を表現致します。
お誘い合わせの上、ご来場お待ちしています。


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■ 開催概要
場所|表参道ヒルズ スペースオー
日時|2009年2月17日〜19日/11:00〜21:00(※最終日は18時close)
レセプショパーティー|2009年2月17日19:00〜20:30
(招待状不要:一般の方も入場可)
入場|無料(一部ワークショップは有料です)

共催:表参道ヒルズ/ROOMS
企画:BAtoMA
協力:株式会社ポイントオブビュー/世田谷ものづくり学校 IID
協賛:オエノンホールディングス株式会社
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きのこコネクションとは?
ASOBIでは、EVA AT WORKに続くpovプロデュースの新企画
「きのこコネクション」を発表します。

「きのこが世界を救う。」
これは、きのこ視点のアートコレクションです。自然界の循環の中でも、
分解と再生をコネクトする重要な役割を担うきのこ。人類創世以前の
遥か昔から地球上に独自のコネクションを構築してきた彼らから
教えてもらえることは多いはず。2009年から始まる、きのこと
アーティストによるコラボレーション企画。  

「きのこコネクション」
企画:株式会社ポイントオブビュー/
企画協力:飯沢耕太郎(きのこ文学評論家・写真評論家)


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「きのこコネクション」作品制作参加者一覧

JUNOSON(ジュンオソン)http://www.junoson.com/
さとうかよ http://www.kayotun.com/
伴美里 (ばんみさと) http://www.misatoban.com/
大竹夏紀 http://bamboosummer.main.jp/
PINKMAN (ピンクマン) http://www.pppppinkman.com/
Ly (リイ) http://www.ly-m.net/index.html
カズモトトモミ  http://www.kazmo100.com/
SASU (サス) http://sasu/www.hitozuki.com/
HITOTZUKI http://www.hitozuki.com/
飯沢耕太郎(イイザワコウタロウ)
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響く映像三つな一月。

2.01.2009

私は映画が好き。父が若い頃持ち出した8ミリのおかげで、映像や投影は特別。
不思議と年初め一月、響く映像三つとの出会い。24日、昨年見たかった映画を
やっとみた。それを、今年のお正月映画にしようと思っていたのに、石川では
やっていなかった「おくりびと」。先日TVなどでも賞候補で話題でしたが、
私は子供の頃の好きな芸能人と言えば彼、奇抜で気になって好きだった
モックンが自らあたためた作品。中沢新一氏もコメントしたりしていて、
見る前からインプットがあったにも拘らず、心が動かされる。お正月に実家で、
年老いた両親と会った後でもあったからか、後はぼんやりして、死を思い、
鳴った音が止むまでいる。

25日、「シャーマン」という映画を見にエルメスでやっている上映会へ。
馬を盟友として生きる人の話。ドキュメンタリーかと思い込んでいたので、
そうではないと判った瞬間、期待も何も無かったけれど、とてもいい
映画だった。きっといろんな映像作家に、この作品は影響しているのでは
と思った。「ドキュメンタリーでは無いところ」が、どこか切ない魅力に
なっていた気がする。そんな、距離をもどこかいい感じで、
口琴の音色とともに響いてくる。小学生の頃読んだ、ガリバー
旅行記の馬の国のようで、不思議でとても美しかった。私の友人みんなに
これをお薦めしたい。もうひとつ、さわひらき展@オオタファインアーツ。
冬の冷たい空気に似合う、めぐる終わりのない世界。不思議と心地良くて、
美しくて、モノクロームなのに私には色が見えるよ。何だか、軽く嫉妬を
覚えるような、何故ならジェントルないつも明るい雰囲気の彼本人から、
すっと飛び越えるんだから。


プロジェクトの後、我が家に出来たAmaryllis path。
 
MISATOBAN


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